株式投資を長期で続けていれば必ず直面する暴落に一喜一憂しないためにはどうすればいいのか。『年に471万円が入ってくる「鉄壁配当」 後悔ゼロの“早期リタイア計画”』(KADOKAWA)を出した長期株式投資さんは「恐怖心で投資をやめてしまうのはもったいない。不安になったとき、私は7つのデータ・名言を心の拠り所にしている」という――。

株式の長期リターンは他を寄せ付けない

投資を続けていると、株価暴落などの厳しい局面に直面する時期が必ず訪れます。これは例外なく、全員がそのような状況を経験することになるでしょう。そして、そのような状況においては、恐怖心から投資をやめてしまう個人投資家が後を絶たないのが現実です。

そこで、この記事では、不安になったときに読み返すことで冷静さを取り戻し、投資を続ける活力が得られる内容を「心の拠り所」として紹介していきます。

「心の拠り所」① 長期なら株式一択

「心の拠り所」①は、ジェレミー・シーゲル、ジェレミー・シュワルツ著『株式投資 第6版』で紹介されている「実質トータルリターン指数」です。図表1の通り、株式の長期的なリターンは圧倒的で、他のアセットクラスを寄せ付けません。

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1801年〜2021年において、株式の年率リターンは6.9%、長期債が3.6%、短期債が2.5%、ゴールドは0.6%、現金(米ドル)はインフレの影響を受けてマイナス1.4%です。紆余曲折はあっても、株式への長期投資は確かに成果を上げてきたのです。自信を持って実践していきましょう。