鳥貴族が創業した当初、メニューは250円均一でした。それから二度の値上げを経て、現在は350円均一(税込)に。もちろん、お客様からはネガティブな声があがったものの、現在の売上は好調。なぜ、鳥貴族は値上げしても、お客様が離れていかないのか? 大倉社長の「値決め」の秘訣とは──。(2022年12月19日レター)
「適正価格とは何か」と聞かれて、あなたならどのような意味と説明しますか。一般論でいえば、「高くもなく安くもなく、利益が出る価格設定」と思うでしょう。私の解釈は違います。「お客様が感動し、従業員も豊かな生活が送れ、会社が利益を生み出せる価格」が「適正」です。
鳥貴族はすべてのメニューを税込350円で提供しています。これがわが社の適正価格です。焼鳥はもちろん、逸品料理も名物の「とり釜飯」も、ドリンク類もデザートも、すべてが税込350円。よく「鳥貴族は安いからお客が来る」と言われていますが、違います。「こんな豪華な釜めしが350円なの!」「どれがいちばんコスパがいいのだろう?」とお客様が感動したり楽しんだりすることができる値付けをしているのです。
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(構成=渡辺一朗)

