ニトリとドンキはなぜ顧客を食い合わないのか?

安田 このように、ニトリは商品づくりに、私たちは店づくりに命を懸ける。やり方は違うけど、その底流にあるのは「お客様のため」という同じ志です。

似鳥 口で言うだけの「お客様のため」ではダメです。うちの会社でも、真剣に「お客様のため」と考えることができる社員は少ない。

いまの若い社員は、既に会社の経営が安定してから入社していますし、恵まれた家庭で育っている。だから、「お客様のため」という感覚がなかなか伝わらない。いつでもお客様の立場に立って、何事も真剣に考えられる人材を、今後も育てていきたいですね。

(安田 隆夫/文春新書)
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