日本は「図鑑」の国である。現実の生き物から空想の怪獣まで、あらゆるものが対象だ。大人向けから児童向けまで、書店の一角はさまざまな図鑑で占められる。豊富な図版を駆使した見事な解説。専門書も裸足で逃げ出す。それが日本の図鑑ワールドだ。

なぜ日本で図鑑が発達したのか。それは古来、さまざまな生き物で賑わう、まさに生物多様性の国だから。そんな日本の豊穣さを見事に示した図鑑、それが『古事記の博物図鑑』だ。

『古事記の博物図鑑』●伊藤弥寿彦 著 ●世界文化社●本体価格6000円+税 『あなたの知らない神話世界の生き物』●松村一男 監修 ●世界文化社 ●本体価格3600円+税
『古事記の博物図鑑』●伊藤弥寿彦 著●世界文化社●本体価格6000円+税
『あなたの知らない神話世界の生き物』●松村一男 監修●世界文化社●本体価格3600円+税

1300年前に誕生した日本最古の書物『古事記』全三巻には、天地開闢かいびゃくから天の世に至る日本の神話世界が綴られている。そしてなんと200種近くの動植物や鉱物の名が登場し、重要な役割を負っている。

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