粗暴であっても人から信頼感を勝ち取る人の特徴
女性は男性とデートしているとき、自分に対してはものすごく紳士的にふるまってくれても、店員さんに横柄な態度をとったり、汚い言葉を吐いたりすると、非常にガッカリしてしまうものです。
人によってころころと態度を変える男性は、そのうち自分に対してもひどい態度をとるようになるのではないかと女性は疑ってしまうのです。
人付き合いにおいて大切なのは一貫性。
粗暴な性格なら、粗暴でもいいのです。粗暴であることで一貫しているのなら、「あの人はそういう人」ということですみます。少なくとも、だまされたとか、裏切られたと相手は思いません。
紳士的にふるまったり、粗暴にふるまったりと二面性があるのがいけないのであって、たとえ悪い性格でも(怒りっぽいとか、能天気であるとか、おバカさんであるとか)、それでずっと一貫しているのなら、まだしも信用できますし、それに慣れてしまえばかえって付き合いやすいというものです。
カリフォルニア大学のポール・シンドラーは、ある製薬会社の社員にアンケートをお願いし、職場の対人信頼感において、重要性のランキングをつけてみました。
その結果、一番人気は「誠実さ」、2位は「有能性」(仕事ができること)、3位は「忠誠心」、そして4位に「一貫性」という順番になりました。ちなみに5位は「性格がオープンであること」です。
1位の「誠実さ」も、言ってみれば「裏表がない」ということで、4位の「一貫性」と類似の概念だと考えることができます。一貫していることは、人から信頼感を勝ち取るのにとても重要だといえるでしょう。
相手が大物だからといって卑屈にならない
タモリさんは相手によって態度を変えません。テリー伊藤さんは、タモリさんのことをつぎのように形容しています。
(『THE21』 2014年6月号 p111)
タモリさんは相手が大物だからといって卑屈になりませんし、相手がデビューしたての若者であっても丁寧な態度で接します。決して、人によって態度を変えない。タモリさんが信頼されるのもよくわかります。
信用されたいのなら、できるだけだれに対しても等しい態度をとるようにしましょう。年が若いからといって冷たい言葉をぶつけるとか、重役だからといってペコペコしていたら、年をとってからだれからも信用されなくなってしまいます。
だれに対しても同じ態度をとるのが、人から信頼されるコツ