「ワンストップ特例」の注意点
続いて、ケース2「“ふるさと納税ワンストップ特例”の落とし穴」です。ケース2は難易度が高く、うっかりすると誰でもこの落とし穴に落ちてしまいますので、ふるさと納税を利用している方はぜひご確認を。
まず、「ふるさと納税ワンストップ特例」とはなんぞや、から。以前はふるさと納税で寄付金控除を受けるためには確定申告が必要だったのですが、2015年4月1日から、1年間に寄付した自治体が5自治体までの場合、「ふるさと納税ワンストップ特例」を使えば確定申告せずとも寄付金控除が可能となりました。その利便性から、今ではふるさと納税利用者の過半数がこのワンストップ特例を使うようになっています(ニッセイ基礎研究所「ふるさと納税の新たな懸念 ワンストップ特例利用増加で浮上する課題」2024年12月6日)。しかし、この便利な特例にも落とし穴がありまして……。
確定申告をするとワンストップ特例から外れてしまう
30代会社員・藤倉さん(仮名)はふるさと納税を毎年行っていて、ワンストップ特例も導入直後から申請するなど、お金への興味・関心の高い方でした。そんな藤倉さんが、「ふるさと納税の寄付金控除を申告したはずなのに、反映されてないんです」と、住民税の通知書を見せてくれました。さらに藤倉さんからいろいろと話を聞いてみると、その年、医療費控除があったことで確定申告をしていたことがわかりました。
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