ヤマトホールディングスは、2019年までにノンデリバリーの領域で100の事業を持つことを目標に据え、その構想は「ムカデの足経営」と名付けられている。事業の芽は現場にこそある。「6万人のセールスドライバー」×「トップのご用聞き」によって次々と生まれている新事業を取材した。

経営の屋台骨を支える足を100本に

ヤマト運輸社長 
山内雅喜 

1984年、ヤマト運輸入社。2004年、ヤマトホームコンビニエンス常務取締役事業戦略室長。05年4月、同社執行役員東京支社長。同年10月、同社執行役員人事総務部長。同年11月、ヤマト運輸執行役員。07年ヤマトホールディングス執行役員。08年ヤマトロジスティクス社長。11年ヤマト運輸社長。

「一本足打法」から「ムカデの足」へ。

ヤマトグループが経営のあり方を転換しようとしている。ヤマト運輸社長の山内雅喜は「主語の転換」と表現する。