4000人を超える患者との対話を通じてわかった、人生を豊かにする「折れないこころ」のつくり方とは
ソファの上で膝を抱えて窓を見る女性
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ネガティブな感情はむしろ「心の栄養」である

ビジネスパーソンの皆さんなら、就職の採用試験なら「面接でうまく答えられるだろうか?」、会社の重要なプレゼンなら「顧客に響く内容だろうか?」といった具合に、不安を抱えながら、さまざまなビジネスシーンでのピンチを、切り抜けてきた経験があるのではないでしょうか。

そうしたピンチに直面した場合、ほとんどの人が不安と戦い、「何とかして消したい、克服したい」と、思っていることでしょう。

しかし、がん患者専門の精神科医である私は、「不安を無理に解消しようとするのではなく、味方につけましょう」と、患者さんにお勧めしています。「ピンチはチャンスでもある」とよく言われますが、不安を味方にすれば、将来を切り開く原動力にもなります。もっと言えば、不安は、人生を力強く生きるために欠かせない「心の栄養」ではないかとも、私は考えています。