「僕は死にましぇ~ん」で、女は落ちる!

さて、本気の恋愛を始めたい人に対してのアドバイスを整理しましょう。

まず、男性ならば、なにはともあれ相手の女性に「この人を知りたい」と思わせること。自分から女性に対する質問はほどほどに抑え、反対に相手からの質問を誘導すること。質問がきたら、ためらわずに自己開示していくこと。相手に気を使うあまり、女性に自分を語らせてはいけません。

そして女性の場合は、自分史を語ったり相談事を持ちかけるのではなく、相手を質問攻めにして男性に自己開示を迫っていくこと。恥ずかしがってなかなか相手に質問をしない女性もいるようですが、選ぶためにはまず情報収集から始めるべきですし、結果としては男性にもそれが自分に気があるかもしれないというサインになるのですから。

男性は自分のいい面を見せたいばかりに、失敗回避の傾向が強い。こういう年収があって、こういう仕事をしていて、こんな勉強をしているんだと、カッコいい面ばかりを見せたくなってしまう。

しかし女性にしてみれば、カッコ悪い面が見えても、どんどん接してくれるほうが、恋愛感情を持ちやすい。それがトレンディドラマの口説き文句(たとえそれが「僕は死にましぇ~ん」でもいいぐらいです)になったとしても実行すべきです。

というのも、そもそも求愛ダンスをしてくれないオスに対しては、メスはチョイスしようがないからです。「フィメールチョイス」とは、オスは選ばれ、メスは選ぶというもの。ですが、結局メスは限られた中からチョイスするしかないんです。そもそもオスが選ばれようと求愛ダンスを踊ってくれなければ、選ぶことすらできない。

その意味では、男性が女性を選んでいるという側面もあります。誰の前で求愛ダンスを踊るのか、その選択権はあくまで男性側にあり、女性は自分の前でアピールしてくれる男性の中からしか選べないのですから。