子どもがよく眠るために、親はどうすればいいか。2人の子どもを育てる脳科学者キム・ボギョンさんは「子どもの眠りは親の眠りと似てしまうため、まずは親が眠りを暮らしの最優先にして、よい睡眠環境をつくることが大切だ」という――。

※本稿は、キム・ボギョン著、簗田順子訳『0~5歳 賢い脳のつくりかた スタンフォード大学博士でシリコンバレーで2児を育てたママの脳科学育児コンサルティング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。

ベッドで眠る子ども
写真=iStock.com/Milatas
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「推奨される睡眠時間」と「適度な睡眠時間」

十分な眠りは子どもにとって最優先です。眠りは子どもの脳が今現在の機能を最適にするためにも、今後の成長のためにも必要なものです。では、どれだけ寝れば十分なのでしょうか?

いちばん多く使われるのは、アメリカの国立睡眠財団のガイドラインです。多様な分野の専門家が眠りについて研究を行い、人にとって最適な睡眠時間を分析した結果です。

ここでは推奨される睡眠時間と適度な睡眠時間を分けて提案しています。推奨される睡眠時間は、大部分の専門家が適切だと考える時間で、適度な睡眠時間は、この程度寝れば心配しなくてもいいだろうと思われる時間だと理解してください。ガイドラインの睡眠時間は、昼寝と夜の睡眠を合わせた総睡眠時間です。

年齢別推奨睡眠時間と適度な睡眠時間
出典=『0~5歳 賢い脳のつくりかた』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

まず平均睡眠時間をチェック

子どもがどれだけ寝ているのか、まずは3〜5日程度、睡眠時間を記録してみましょう。子どもが眠った時間と起きた時間、お昼寝の時間を全部書き出して、平均睡眠時間を計算するだけでいいのです。睡眠時間が安定しない子どもは、少し長く観察して平均を出しましょう。

専門家が推奨する睡眠時間はありますが、十分な睡眠時間には個人差があります。他の子より睡眠時間が少ない子もいれば、たくさん寝る子もいます。夜はあまり寝ないでお昼寝をたくさんする子もいれば、お昼寝は早々に卒業して夜はたくさん寝る子もいます。