相手の目を見て、頭を下げて、続けた挨拶

板頭は「これが現実か、指導は難しいと感じた」。だが、彼は生徒たちに挨拶をすることだけは続けた。

「挨拶だけは自信を持って教えられると思いました。ただ挨拶をするのではなく、どんな挨拶をすれば相手が一番気持ちいいか。挨拶を返してくれなくてもいいんです。相手に『今日も頑張ろう』と気持ちよく思わせるのが挨拶なので。

見本を示すために、毎朝、通りかかる生徒たちに挨拶をしました。相手の目を見て、頭を下げ、気持ちを込めて語尾まではっきり発音する。それは指導員をやった3年間、続けました」