2024年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお届けします。ライフ部門の第3位は――。
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新築住宅でもカビ・害虫対策が必要
新築住宅は、カビや害虫とは無縁だと思っていませんか?
じつは新築住宅でもカビが生えやすい、害虫が侵入しやすい条件がそろっている場合があります。引っ越して間もないのにカビや害虫を見るのはイヤだと思うのでぜひチェックしてみてください。
一戸建てを建てる際、日当たりのよい位置にリビングを置いて、水まわりを日当たりの悪い北側や西側にまとめるような間取りになるのは自然なことだと思います。
しかし、カビや害虫については、暮らしはじめてから対策を講じてもうまくいかないことが多く、とくにカビは根こそぎなくすことはとても難しいのです。
カビは「気温25〜30℃、湿度60%以上」で発生しやすい
カビは気温25〜30℃、湿度60%以上になると発生しやすくなり、湿度が80%を超えると繁殖します。
カビをなくすには、かなりの高温で長時間殺菌しなければならないので、実際に家庭内で行なうことは不可能でしょう。
図表1の間取りは、北側に水まわりをまとめた住宅のものです。1日中日当たりのない場所なので、冬の朝にはお風呂の窓についた水滴が凍ってしまい、開かなくなってしまうのだとか。