2024年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお届けします。ライフ部門の第5位は――。
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▼第5位 「開放感あふれるリビングのある家」は絶対に後悔する…建築士が断言する「おすすめできない間取り」のワケ
「開放感あふれるリビング」にしたせいで何十年も後悔
開放感あふれる広いリビングは家を建てる人のあこがれではないでしょうか。たしかにリビングはその家の「おしゃれ度」を決定づけるようなところがあります。
しかし、そのような考えだけで吹き抜けや必要以上に広いリビングにすると、何十年も後悔しながら暮らすことになってしまうのです。
開放感のあるおしゃれなリビングといえば「吹き抜け」。
いままさに検討中であれば、これからお話しするデメリットをすべて受け入れられるかどうか考えてみてください。
吹き抜けのリビングは1サイズ上の空調が必要
吹き抜けのデメリットとして、室内が十分に冷えない(暖まらない)ことがあげられます。
天井が2階まで突き抜けているぶん、室温調整をする空間が広くなることを考えれば当然です。快適に暮らすには、高気密・高断熱の住宅をのぞいて、パワフルで機能性の高い冷暖房設備が必要になるでしょう。
冷房は、吹き抜けの広さや日当たり、窓の数にもよりますが、吹き抜けにした場合、実際の広さよりも1サイズ程度上のものを設置するようになります。
この「サイズ」とは単に記されている帖数のことではなく、エアコンの冷房能力(kW)のことです。