健康な人の「便」を移植する最新医学

こうした地道な積み重ねが苦手という方に、今後10年で大きく進歩することが予想される最新医学をご紹介しましょう。それが「便移植」です。

便を、移植する?――。そう聞いて戸惑った方も多いかもしれません。そう、腸内環境のよい人から便をもらい、自分の腸内に移植するというものです。

便のドナーは通常18~60歳までの、慢性的な疾患や感染症がない健康な方とされます。また、肝炎ウイルス(A型、B型、C型)やエイズ、梅毒、寄生虫などがないこと、3か月以内に抗生物質を使用していないことなどが求められ、BMIも正常範囲内であることが望ましいとのこと。提供された便は各種のスクリーニング検査を行い、移植して問題ないかを確認してから製剤として加工し、投与するという流れです。