ずっと野球少年だった

学生時代、野球やサッカー、バスケットボールやバレーボールなどの部活動をしていた人も多いと思います。

弘兼憲史『迷わない生き方』(プレジデント社)

とくに球技は一人ではできないため、卒業と同時にやめてしまうことが多いと聞きます。そんなスポーツを復活させるのもいいですよね。

今や便利なネット時代。住んでいる地域とスポーツ名、「メンバー募集」と検索すれば、メンバーを募集している草野球チームやクラブ、教室などがヒットするものです。

いざ始めてみると、自分のブランクが気になることもあるでしょうが、長く打ち込んできたものは「昔取った杵柄きねづか」、体が覚えているものです。

チームスポーツは、練習や試合後の打ち上げも楽しみの1つになります。

趣味は人生を楽しむための「ツール」

ぼくの趣味で「昔取った杵柄」(?)といえるのは、大学時代に腕を磨いた「麻雀」かもしれません。

サラリーマン時代も、漫画家になってからも、ほとんどやる機会がなかったのですが、ここ数年、頻繫に卓を囲んでいます。

がむしゃらに勝ちに行くという学生時代の打ち方とは打って変わって、30人ほどの愛好会的なグループを作って、ゲームとして楽しむ。会話中心の和気藹々わきあいあいとした会となっています。

趣味は絶対になくてはならないものではありません。

あくまでも、人生を楽しむための「ツール」です。なくても困りませんが、あったら人生が何倍も楽しくなる――それは間違いありません。

【関連記事】
【第1回】「90歳までにあと670回しか外食できない」弘兼憲史が77歳の今も新しいお店を開拓し続ける納得の理由
どんな"勝ち組"でも威張れるのは65歳まで…和田秀樹が高齢者専門の病院で見た「孤独な老後を送る人」の特徴
「シュッとした中高年」は毎日食べている…体内の「倍速老化」を防ぐ「1日8000歩、朝食前の歯磨き」あと一つは?
ほぼ寝たきりの105歳が幸せを感じられる深い理由…心理学者が目撃した「老年的超越」の幸福感
老齢医療の現場で医師は見た…「元気なうちにやっておけばよかった」と多くの人が死に際に思う"後悔の内容"