新NISAのスタートを機に投資本が数多く出版された。お勧め銘柄を挙げた著者も少なくないが、結果はどうなったのか。ファイナンシャル・プランナーの藤原久敏さんは「昨年末に出版した『新しいNISA超入門』で紹介した12銘柄の成績を自ら検証してみると、安定した成果が得られている。いまから投資しても遅くない銘柄も多いので参考にしてほしい」という――。
NISAと書かれた木製キューブと一万円札、電卓、豚の貯金箱
写真=iStock.com/Yusuke Ide
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半年前の「お勧め銘柄」結果はいかに⁉

新NISAがスタートして、約半年が経過しました。

一般には、低コストで、世界中の資産に分散投資する投資信託をコツコツ積み立てるのが、新NISA投資の王道とされています。

しかし、直接、個々の企業に投資をする個別銘柄こそ、投資の醍醐味だと私は思っています。ただ、個別銘柄はリスクが大きいがゆえに、その銘柄選びには慎重になる必要があります。

そこで私は、昨年末に出版した著書『新しいNISA超入門』にて、高配当株・優待株・割安/成長株の3ジャンルに分けて、それぞれ4銘柄、合計12銘柄を厳選しました。

いずれも新NISAでの超長期保有を前提に、渾身の力を込めて、おススメしております。

それから半年経った今、おススメした責任を持って、それらすべての銘柄の株価動向*を包み隠さず検証し、あらためて、紹介させていただきます。

*紹介時(2023年11月22日)⇒現時点(2024年6月21日)の約半年間の株価変動。