新NISAで超長期保有したい銘柄も「割安株2銘柄」
書籍では割安/成長株として4銘柄を紹介しましたが、ここでは割安株2銘柄、成長株2銘柄に分けて検証してみます。まずは「割安株2銘柄」から。
★コーナン商事(7516)
ホームセンター大手です。
ホームセンターは我々の暮らしに欠かせない存在であり、安定した業績を誇ります。
大阪発祥で近畿圏にドミナント展開するも、M&Aで首都圏へ本格進出するなど、さらなる利益増にも期待が持てます。
【株価】3720円⇒4135円(+11.2%)
株価はこの半年間で1割強上昇、そして長期的にも10年間で約4倍になっています。
それでも現在、PERは約8倍、PBRは約0.8倍と、株価は割安な水準で、投資魅力は十分です。
また、安定した利益をもとに配当金も安定しており、配当利回りは2%半ばと高水準、そして優待利回りは低いながらも、株主優待(自社商品券1000円分)を実施しています。
★ENEOSホールディングス(5020)
国内シェア5割の石油元売り首位です。
水素ステーションや家庭用電力への取組みなど、世の中の変化を捉え、将来を見据えた戦略は大いに評価したいところです。
【株価】586.6円⇒800円(+36.4%)
株価上昇率はこの半年間で36.4%と、大幅な値上がりとなっています。
それゆえに、PERは7.39倍から11.38倍に、PBRは0.57倍から0.74倍にと、この半年間で割安感は薄れてはいますが、それでもなお、まだまだ割安な水準と言えます。また、10万円を大幅に下回る最低投資額は、初心者でも買いやすいところです。
脱炭素社会に向けた取組みへの評価は高く、未来社会への投資のつもりで、新NISAで超長期保有したい銘柄です。