いまから新NISAで長期保有したい銘柄も「高配当株4銘柄」

★三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

メガバンクの一角で、国内最大の民間金融グループです。

愛知県名古屋市にある三菱UFJ銀行の店舗
写真=iStock.com/winhorse
※写真はイメージです

配当金、純利益ともに順調に増加しており、メガバンクの中でも、総合力で頭ひとつ抜けている存在です。

銀行にとって金利上昇は大きな追い風であり、また、海外比率が高いので円安の恩恵にあずかりやすいのも、大きなおススメ要因です。

【株価】1264円⇒1547円(+22.4%)

金利上昇が現実となりつつある中、また、円安がますます進む中で、株価はこの半年で2割以上、上昇しています。

しかし大幅な増配のおかげで、配当利回りは今でも3%をゆうに超え、まだまだ十分に高配当株と言えるでしょう。また、株価は上昇傾向とはいえ、現時点でもPERは10倍強、PBRは1倍弱と、指標面での割安さは魅力的です。

★ソフトバンク(9434)

通信会社(携帯キャリア)大手の一角です。

おおむね安定した業績のもと、配当金も安定して出し続けています。また、通信事業以外にも、ヤフー、ZOZO、ペイペイなどの非通信も強化しており、事業の多角化を図っています。

この将来を見据えた戦略は、新NISAでの超長期保有に向いていると言えるでしょう。

【株価】1756.5円⇒1942.5円(+10.6%)

株価はこの半年間で1割強上昇するも、配当金額が非常に高いため、その配当利回りは今なお4%台半ばと、非常に高水準です。

なお、配当性向は8割超とかなり高いものの、これは株主への「利益還元」に積極的な姿勢の結果として評価したいところです。

*利益のうち、どれだけを配当金に回したのかの割合

★武田薬品工業(4502)

国内製薬首位です。

巨額買収により、世界規模の製薬会社へと成長し、今後、世界市場でのさらなる成長が期待できます。生活に欠かせない医薬品は、ディフェンシブ銘柄(景気動向に業績が左右されにくい銘柄)としても手堅く、新NISAでの超長期保有に向いています。

【株価】4185円⇒4,028円(▲3.8%)

株価は若干の下落となっていますが、その分、配当利回りは上昇し、現在、5%に迫る圧倒的な水準を誇ります。利益に多少の振れ幅があり、配当性向は非常に高いものの、30年間減配はされていません。

これは、新NISAでの超長期保有においては、大きな安心材料と言えるでしょう。

★三菱HCキャピタル(8593)

三菱UFJグループ系の大手総合リースです。

高い収益力と長期の成長力で、安定配当を続けており、M&Aで海外展開加速、今後ますます、グローバル規模での高い成長力が見込まれます。現在、25年連続増配中と、連続増配銘柄の中でも指折りの存在で、ぜひとも、新NISAで超長期保有したい銘柄です。

【株価】958.8円⇒1018.5円(+6.2%)

株価はじわじわ上昇を続けるも、増配効果もあり、現在の配当利回りは4%弱と高水準です。また、最低投資額は10万円程度と比較的買いやすい水準であり、PER10倍強、PBR1倍弱と、指標面での割安さも魅力的です。