聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

前の項目では、内申が悪い子の共通項について見てきました。

そこで今度は、「内申を上げるためにやっておいたほうがいいこと」について説明したいと思います。

たとえば、あなたは「3」を「4」に上げるには、何が必要か、自分の中で明確な答えが出ていますか?

あるいは、「4」を「5」にするためには、何が足りないのか、すでにわかっていますか?

じつはミスなく、努力の方向性を間違えることなく、内申をアップさせる確実な方法があります。

それは、直接、その教科の先生に「どうすれば、次に3から4、あるいは4から5に上がるのか」を聞く――。

これに尽きます。

齋藤明『中学生「偏差値70超」の子の勉強法 カリスマ塾長が明かす“劇的に成績を伸ばす”ルール』(大和出版)
齋藤明『中学生「偏差値70超」の子の勉強法 カリスマ塾長が明かす“劇的に成績を伸ばす”ルール』(大和出版)

そう、自分の頭で考えるより、先生の意見のほうが何十倍も正確ですし、そのとおりに実行すれば、評価が上がる可能性が高いのです。

最小の努力で、最大の結果を生むと言っても過言ではないでしょう。

また、学校の先生も人間です。

積極的な生徒を応援したくなるのは、人間として自然なことだと思います。

質問にくる生徒に対して、学校の先生が評価を下げるようなことはしないでしょう。

【関連記事】
「お金持ちだからではない」頭のいい子が育つ家庭に共通する"幼児期のある習慣"
「三菱商事"採用大学"ランキング」を見れば一目瞭然…学歴社会・日本で成功に必要な「出身大学の最低ライン」
「かつては東大卒よりも価値があった」47都道府県に必ずある"超名門"公立高校の全一覧
「10個のリンゴを3人で公平に分けるには?」有名な思考クイズをひろゆきが解いたら…答えが斬新すぎた
「書き写し」や「蛍光マーカー」には意味がなかった…最新科学でわかった「昔ながらの勉強法」の本当の効果