がんばりすぎは生きづらさをもたらす

速読の習得のためだけでなく、「がんばりすぎる」ことは、人生にさまざまな苦痛や弊害をもたらします。

もしあなたが生きづらさを感じているならば、らく速読を通して、「らくな人生」を歩むきっかけにもなるでしょう。

らく速読を始める際は、ぜひ「がんばらない」でください。

まずは、このことを覚えておきましょう。

私たちが伝えている「らく速読」を実践していくと、「がんばらない」「らくをする」ことの大切さをおわかりいただけると思います。

速読の習得のためだけでなく、「がんばりすぎる」ことは、人生にさまざまな苦痛や弊害をもたらします。

もしあなたが生きづらさを感じているならば、らく速読を通して、「らくな人生」を歩むきっかけにもなるでしょう。

読むスピードを上げるには音読でなく「視読」

らく速読の理屈は非常にシンプルです。

本を早く読むには、

(1)目で速く視る
(2)脳で速くわかる

この2つが必要となります。

まず、1つ目の「目で速く視る」について。

通常、私たちが視野で文字情報を捉えると、左脳の角回という部位で意味を理解するといわれています。

実際に声に出さなくても、頭の中で音声化して読んでいるのです。

この「音読」こそが、読書スピードが上がらない大きな原因なのです。

しかし、「音読」がクセになっている人でも、文字の意味を音声化しないで理解する脳の回路を持っているとされています。

その回路を使った読み方が「視読」です。

「視読」は、文字を読まずに、文字そのものを「視る」だけの読み方です。

音読になれている人は、ついつい音にして意味を考えてしまいがちですが、らく速読では、「文字を視る」クセをつけてもらいます。最初のうちは文章の意味が分からなくても、「視る」だけでOKです。

「視読」のイメージは、街中で看板を見かけたとき、わざわざ音声化しなくても一瞬で「マクドナルドだ」と脳が意味を理解している感覚です。その感覚を読書で実践するのが「視読」だといえます。

「視読」を読書に採用することが、らく速読の1つ目のポイントです。