本を速く読むにはどうすればいいか。速読スクールを運営するヨンソ氏は「本を読むときには集中しようとせず、リラックスしていたほうがいい。内容が記憶に残りやすく、読むスピードも上がる」という――。
※本稿は、ヨンソ(著)、伊藤吉賢(監修)『らく速読 脳科学が証明した世界一カンタンですごい読書術』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
速読を身につけるには「がんばりすぎない」がコツ
あなたはきっと、「自分も速読できたらいいな」「たくさん本を読みたいな」と思ってこの記事を開いてくれたことでしょう。
もしかすると、すでに別の速読法を試してみて、挫折してしまった経験があるのかもしれません。
なぜ、あなたは速読ができなかったのでしょうか?
断言します。
それは、あなたが「がんばりすぎていた」からです。「がんばりすぎ」は速読ができない一番の原因だといえます。
根本的な部分を変えずに、速読のトレーニングをしても、うまくいかないのは当たり前のことなのです。
速読向きの読み方にアップデートするための第一歩は、「がんばらないで、らくをする」ことです。
速読法は、一生懸命トレーニングして身につくものではありません。
むしろ、「気楽にやる」「テキトーにやる」「楽しんでやる」くらいのスタンスで臨んだほうが、メキメキ成果が上がります。