キリよくするために少し大きめの数字で計算
次に、数字を繰り上げた場合のパターンにもトライしてみましょう。
27×18=?
この場合、27と18のどちらが四捨五入して影響が少ないか考えます。
繰り上がりに近いのは18です。よって、18を四捨五入し、20で計算します。
27×20=?
答えは540です。
次は18と20の調整です。20を18に戻すためには、アバウトに1割カットが必要です。
540-55(だいたい1割くらい)=485
という答えになります。
27×18=486なので、誤差は1。文字通り、誤差の範囲内ですね。
少しレベルを上げていきます。
27×48=?
この場合、どのように考えればいいのでしょうか。
私なら、27は30に、48は50に四捨五入します。
すると答えは1500です。
30×50=1500
次に元に戻していくわけですが、27を30にしたということはだいたい1割カット、48を50にしたということは0.5割くらいのカットかな、と見越して、「1割強のカット」と考えると
1500の9割=1350
1割強なので1300くらい?
というプロセスとなります。
実際に計算してみると1296、これまた誤差の範囲だということがわかります。
実際に帳簿をつけたり何かを発注するときでもない限り、実際にはこのくらいの数値でほぼ、問題になることはありません。精緻な計算が必要なときは、はじめから電卓を叩けばよいのです。