NG例は学ぶがOK例がわからない

その方々が異口同音に言うのは「これはハラスメント、これはダメ」とNGなことは研修などでも学ぶけれども「ではどうしたらいいのか、どう関わったらいいのかは学べない」ということです。本人がマネジメントされる側だった時に、NG例のような接し方をされてきた人が多く、ロールモデルがないのです。

龍たまこ・中川瑛『99%離婚 離婚した毒父は変われるか』(KADOKAWA) 
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また、ミクロな個人的なレベルでケアを心がけても、職場の上司や目標設定などが過酷で、どうしてもケアをするのが難しいということもあります。利益率の高いビジネスモデルの構築や、組織としての目標設計の検討となってくると、あまりにも話が大きくなってしまって、なんだか働く一社員としては現実感がないと感じてしまう人もいるでしょう。

CoNeCaでは、大きく2つのことを大切にしています。1つは「何がダメかではなくて、何がいい関わりなのか」を学ぶこと。2つ目は「どうしようもない状況で、愚痴や弱音を吐きつつ、できることをやっていくこと」です。

理想を言い始めたらキリがありませんし、現実的には色々なしがらみがあって難しいこと、できないこともあります。

それでも、理想がわからなければそもそも努力しようがありません。それに、「仕方がない」「どうしようもない」から不幸になりたいかと言えば、そんなことはないはずです。

自他をケアする余裕を作る

職場をよくすることがゴールではありません。幸せに生きるために、自他をケアする余裕を作っていくことがゴールです。職場がケアしあえる場所になれば、それは本当に素晴らしいことです。

CoNeCaには男女を問わず、年齢もさまざま、企業での役割やポジションも多様な人が参加しています。

ケアリングリーダーシップやマネジメントを学ぶことを通じてチームの関係性がよくなった方や、辞めてしまいそうだったメンバーの話をしっかり聞くことを通じて今では元気に活躍してもらえるようになったという方もいます。

いつでもどんな場面でも、できることはあると信じています。

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