「やりたいこと」を前に出そう

【鳥越】我々が新しいことをどうやって始めるかと言えば、これもと被っちゃいますが、できないことを考えずに、「今できること」からやる、達成度は5割、半分で充分、ダメならすぐ止める、という、つまりは完成度や完璧さを度外視してスタートして、速度最優先で走ってきました。

山中浩之『妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話』(日経BP)
山中浩之『妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話』(日経BP)

プレジデントオンラインをお読みの方は、名のある、大きな組織の経営に携わっている方も多いと思います。部下を率いて、あるいは株主に説明するのに、数字による説明が必要なこともきっと多いでしょう。それはそれで大事です。でも、数字は目標じゃなくて、やりたいことを実現するためのツールです。

前回の「N字再建」で触れたとおり、数字は、気持ちが、元気が回復したあとから付いてくると思います。

そう割りきって、やりたいことを前に出して数字を後回しにすると、気持ちも元気になるし、結局数字も付いてくることが多い。元気を出したいときは、そんなふうに考えてみたらいかがでしょうか。

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