「弊社が準備するものは」とリマインダーメールに添える

実際にいただいた内容を一部紹介しますね。

「お打ち合わせの際にご共有をさせていただいた内容となりますが、改めてご確認していただけましたら幸いです。弊社が準備するものは○○と○○でございます。森様には、パソコンをご持参いただければ大丈夫でございます」

「弊社が準備するものは」と、彼女自身の会社が準備する部分を先に示すことで、相手を立てていることが伝わってきます。以前、講師業の先輩から、忙しさのあまりうっかりパソコンを忘れてしまったという大失態を聞いたことがありました。

明日は我が身になってはならぬと、持ち物を知らせていただくリマインダーメールは、とてもありがたく助かる配慮だと感じています。

そしてリマインダーメールの最後は、「お会いできますことを楽しみにしております。もし道に迷われましたら、下記電話番号までご連絡くださいませ。どうかお気をつけてお越しください」と締めくくってあります。道に迷ったときの対処策に触れていて、道中の無事を案じてくださっていますね。

車の後部座席でメッセージを確認し、にやける男性
写真=iStock.com/bernie_photo
※写真はイメージです

ため息が出るほどグッと心を掴まれる御礼メール

打ち合わせやイベントが終わると、会社を出る際に挨拶をしたばかりなのに、まもなく御礼メールが飛び込んでくるから驚きます。

「本日は誠にありがとうございました。お帰りの際も、道中お気をつけください」
「いただきましたご縁に感謝申し上げます」
「御礼のご連絡となりますので、ご返信には及びません」

いかがでしょうか。ため息が出るほどグッと心を掴まれるのは、私だけでしょうか。

「自分にはとても無理」
「言葉を選ぶだけでも時間がかかりそう」

そのように思う人はたくさんいるかもしれません。

でも心配はいりません、大丈夫です!

確かに最初は時間がかかるかもしれませんが、必ず慣れてくるものです。そのため、最初はワンフレーズだけでいいのです。