渋谷区は正式なイベントにするしかない
さらに159人もの人が亡くなった昨年のイテウォンでの事故も、ニューヨーカーの脳裏に強く焼きついている。ハロウィンの日には気をつけて行動する。それがニューヨークでは大人にも子供にも常識となっている。
だからこそ、ニューヨークのパレードはきちんと秩序だった運営がなされており、警備も万全なのだ。
では、渋谷のハロウィンは、今後どこへ向かえばいいのだろうか。
いくら「来ないで」と呼びかけても若者が訪れてしまうのなら、安全を最優先に考え、行政と地元企業が協力して正式なイベントにするしかないだろう。そうなると今のアナーキーな魅力は薄れてしまうかもしれないが、安全を確保しつつ楽しむためには大人の協力が不可欠だ。
そして何よりも、楽しいハロウィンは危険も隣り合わせの日であることを、日本の若者は頭のすみにおいて行動してほしい。