高橋 温氏厳選!「役職別」読むべき本

■部課長にお勧めの本

『渋沢栄一 日本を創った実業人』東京商工会議所編、講談社+α文庫

「 実業によって国が成り立つ」ことを自らの実践により世に示した。「経済人」が指導者の一員たりうるのはこの人のお陰である。

『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢(上・下)』福田和也著、文春文庫

奇将と言われた人物の伝記の形をとっているが、日本が満州事変からずるずると太平洋戦争の敗戦まで流されていくディテールが類書にはない事実をもって描かれる。

■若手、新入社員にお勧めの本

『現代の経営(上・下)』P・F・ドラッカー著、ダイヤモンド社

本書が60年ほど前に示した近代的会社経営の根本原理は今も新しい。

『人を動かす』『道は開ける』『カーネギー名言集』D・カーネギー著、創元社

「 今日一日の枠の中で生きる」という聖書の言葉などを活用し、若者の人生を励ましてくれる。

※すべて雑誌掲載当時

(小澤啓司=構成 小原孝博=撮影)
【関連記事】
5分でできる!ニュースを深読みする技術
儲かるアイデアを生む「99.9%の法則」
「感じが悪い人」はなぜ感じが悪いのか?
逆風に勝つ「ビジネスの本質を見抜く力」を養う
仮説検証の限界、新しい「知価創造」の技法