社員の学びを活性化するには、どうすればいいか。パーソル総合研究所の小林祐児・上席主任研究員は「学ぶ意欲は他者との関わりのなかで育まれるので、学びのためのコミュニティをつくるといい。最近では社内研修を刷新、進化させた『コーポレート・ユニバーシティ』をつくる企業も出ている」という――(第6回)。
人との「つながりの無さ」が学びを阻んでいる
リスキリングを進めようとする企業が、もっとも頭を悩ませるのが、「研修などを用意しても、一部の社員しか学ばない」という「学びの偏在化」問題です。自律的な学び、キャリアに合わせた選択的な学び、といくら言っても、ついてくる従業員が1、2割しかいなければ施策は失敗に終わります。
その背景にある問題は、すでに連載で述べてきました。ポイントは、日本の「社会関係資本の希薄さ」と、他者を信頼する「社会開拓力の無さ」という2つのハードルです。
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