もうすぐ令和に暦が変わろうとする二〇一九年一月。
人生初の単行本重版を迎えて上向きの日々を過ごすのは、四十手前のひねくれ漫画家・ガンプ。しかし、人生急転。医者に告げられしは……まさかの「大腸ガン」!?
悲しみに暮れる妻を横目に、はじめは現実感のなかったガンプだったが、日々を重ねる中で、次第に沸き上がる自身の感情を「にちじょう」として書き残すようになっていき――
これは、四十手前のひねくれ漫画家が記す……徒然なる“ガン闘病”の軌跡である。
『断腸亭にちじょう』第2話をお届けする。
※漫画内に登場する人物・団体・作品などの名称は作品意図のため一部改変しています。また医療的観点についての考察は、実体験に基づいた作家個人の感想となります。