レビューサイトでは批判コメントがゼロの大絶賛
家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」の最新ゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が5月12日、リリースされた。すでに国内で大変な好評を博しているが、熱狂は海外にも猛烈な勢いで広がっている。
米フォーブス誌は、発売から3日間で世界累計販売本数が1000万本に達したと述べ、「ゼルダ史上最大の初速」になったとの記事を掲載した。
ゲーム作品の評価指標として知られる「メタスコア」は、5月21日時点で非常に高い96点を記録している。本作に寄せられた世界のメディア103媒体によるレビューを、米レビュー総合サイトのメタクリティックが集計したものだ。うち肯定評価が101件に対し、否定的評価は0件と、極めて評判が良い。
96点のスコアは、数あるゲーム作品のなかでも希有な高水準だ。プラットフォーム別集計で100件以上のレビュー評価が寄せられている超大型タイトルとしては、歴代3位の高得点となっている。これより上位には、シリーズ前作の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』および、『スーパーマリオ オデッセイ』(ともに97点)が控えるのみだ。
大成功の要因は、高い自由度にあるようだ。想定を超える柔軟性で話題となった前作だが、本作ではその上をゆく選択肢の幅をユーザーに与えた。ふと思いついた無謀アイデアが、移動手段や攻撃手法として成立してしまう――。そんな驚きが、世界の多くのプレイヤーを魅了している。