いつも調子がいい人の習慣は何か。心理学者の内藤誼人さんは「ある実験では、週末の夜ふかしが眠気や疲労の原因になるという結果が出た。毎日、同じようなリズムで生活する方がラクであるため、私は週末でも少しだけ仕事をしている」という――。

※本稿は、内藤誼人『「ダラダラ時間」をリセットする最新心理学BEST60』(春陽堂書店)の一部を再編集したものです。

幸せな男は熱帯の楽園のビーチで椅子でリラックス
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まずは騙されたと思って朝型人間になる

ダラダラしがちな人の多くが、「夜型人間」というデータがあります。

アメリカ・ロヨラ大学のブライアン・ヘス氏は、107人の大学生を朝型人間と夜型人間にわけ、両者の比較をすると、夜型人間のほうが「ダラダラしがちで、成績もよくない」という結果を得ています。

普段から、何となくダラダラしてしまう、という人は夜型人間だから、という可能性が高いですね。

こういう人は、なるべく早く生活習慣を変えて、できるだけ朝型人間になるといいですよ。そのほうがダラダラせずにすみます。

朝型人間に生まれ変わるのは、そんなに難しくありません。ついつい夜更かしをしてしまう人は、30分くらいずつ床につく時間を早めていけばいいのです。最初の数日は少しつらいと感じるかもしれませんが、そのうちに慣れます。

朝型か夜型かということについては、自分の性格を変えることに比べれば、はるかにたやすくできます。性格を変えるにはものすごく時間がかかりますが、寝る時間を早くすることは、そんなに苦労もしません。

まずはだまされたと思って、早寝早起きの習慣を身につけてください。