メールの締めに使える決めゼリフを複数用意しておく

私がメールの締めによく多用している決めゼリフです。

「ご不明な際は、お気軽におっしゃってください」
「今から楽しみでございます」
「お礼を兼ねて失礼いたします」

これらのキラーフレーズを述べたあとに、最後に「引き続き、よろしくお願いいたします」などの言葉でメールを締めます。

1つ目のフレーズは「ほかに何かあったら」といったニュアンスで相手に歩み寄る感じが出ます。2つ目と3つ目のフレーズは自分の意気込みを示すものになります。こうしたフレーズをたくさん使えると、相手からの評価があがるので、つねに意識して盛り込むようにしてください。

青い背景に電子メールマーケティングの概念
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「今週中にご覧いただければ幸いです」はなぜNGか

結びの言葉については、自分軸ではなく、相手軸で考えるようにしましょう。たとえば、相手に返事を求める場合に「よいご返事をお待ちしております」という言い方では自分の都合だけを考えているようで、ちょっと厚かましい印象です。「ご不明な点がありましたら、何なりとおっしゃってください」と添えるとセンスがアップします。

伊庭正康『ビジネスにそのまま使える!1分で送る「感じのいい」メール』(KADOKAWA)
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「今週中にご覧いただければ幸いです」といった言い方も、勝手に期限を区切った物言いが気になります。その場合には「~という事情がありまして、今週中にご覧いただくことは可能でしょうか」と、せめて相手が対応できるかどうかを尋ねる文面にしてください。

また、「お手すきのときにご連絡いただければ幸いです」という文面もプッシュ感が強くないので悪くはないでしょう。

上から目線に感じられる文面も避けてください。「来週の月曜には送っていただきたいです」では、相手へのケアが足りません。「来週の月曜に送っていただくことは可能でしょうか」といったように相手を尊重する言い回しがセンスのいい表現になります。