過干渉上司に慣れてしまうと危ない

部下の方は、上司が過干渉のタイプと気づいたら「この上司は過干渉で嫌だな」と思う感覚を大切にしてください。ここでお伝えしたような方法で、上司の過干渉を積極的にコントロールし、うまくかわすことが、自分のためにもなります。業務に問題が生じているようなら、上司の上司に相談することも考えておきましょう。

なかなか難しいかもしれませんが、もし自分が上司の立場で「過干渉になっているな」と気付いたら、マネジメントの資質を問われる重要なところだと自覚し、部下を信じて「任せる」ことから始めてみてください。

上司がいつまでもプレーヤー気質でいると、部下が成長できません。だからこそ、上司は部下に任せて、失敗したときにはフォローするというスタンスをとる。それを意識しておかないと、知らず知らずのうちに自分が過干渉上司になってしまいます。

(構成=池田純子)
【関連記事】
三流上司は嘆くだけ…「何度教えても覚えてくれない」デキない部下に一流上司が使う"一生忘れない"教え方
「働かないおじさん」はこうして大量につくられる…人事のプロが40代半ばを"魔の年齢"と呼ぶ深いワケ
「私は聞いていない」という上司はムダな存在…トヨタ社内に貼ってある「仕事の7つのムダ」のすさまじさ
日本のサラリーマンの半分以上は「負け組」を自覚している…諸外国に比べてダメ人材が増えてしまった根本原因
会社のDX化を阻むのは「エクセル達人」である…日本企業が時代の変化に取り残されがちな本当の理由