「安定」とは「慢心」の証拠
その理由は大きく2つありました。
1つ目は、前を向いている証拠であること。過去に向けて後悔をしているのではなく、意識が将来に向いているときに感じるのが「不安」だと言っていました。
ある小売業のトップ5%社員は、「将来に向けて不安を感じるから、備えようと考えて行動を変える」と言って自己学習に励んでいました。
製造業の5%社員は、「安定を口にする会社や組織にロクなところはない。慢心している証拠」と低迷するライバル企業を指して発言してくれました。
不安になるのは「挑戦」をしているから
「不安がチャンス」である2つ目の理由は、新たな挑戦をしようとしたときに人間心理に起こる感情が「不安」であるからです。
やったことのないアクションに挑戦するのは「不安」です。そもそも新たな挑戦には、必ずデメリットが存在します。失敗してしまうリスク、過去の仕事を止める覚悟、ストレスを感じる恐怖……などがあります。
しかし、「変化が激しく不確実な時代では、動かずに何もしないことが最大のリスクである」と通信業の5%リーダーが発言してくれました。デメリットよりもメリットが大きければ、挑戦をしないといけない状況、それが「いま」です。
未来を見つめ、新たな挑戦をするときに「不安」を感じる。挑戦の先に「成功」がある。だからこそ「不安はチャンス」なのです。