ただし、「タダで住ませて」というのは親に頼りすぎなので、いくらかは実家に払うようにしましょう。
たとえば、一人暮らしだと生活費が10万円必要な人は、実家暮らしで親に5万円払うとしましょう。それでも、毎月5万円の節約になります。
この金額を50年間投資に回したと考えると、ひと月あたり(5万円×32=)160万円! 1年に換算すると、(160万円×12=)1920万円!!
つまりは、1年間だけ親とシェアハウスをすれば、2000万円近い大金を、50年後の自分にプレゼントできるということです。
きっと、親と一緒に暮らすのはちょっとウザい面もあると思うけど、毎年2000万円をもらえると考えれば、我慢できるかもしれないね。
もし2000万円分よりもウザい親がいたら、逆に会ってみたい!
紹介して!
■パックンが実践した「一人暮らし」の節約術
とは言っても「どうしても一人暮らしはしたい!」という方に向けて、一人暮らしで住む家を見つけるコツをお教えしましょう。
福井で英会話講師をした後、僕は上京して芸能の仕事を始めました。
あのとき思ったのは、やっぱり東京などの都心部の家賃は高いということ……。
そこで僕が選んだのは、都心のすごく古いアパート。
家賃約8万円だったのですが、本当にボロで、1階なのに勝手口のドアは閉まりませんでした。
泥棒が入り放題の家だったけれど、それは覚悟の上。「もしも泥棒が入ってきたら、新聞配達で鍛え上げた僕の肉体で追っ払ってやるから!」と思っていました。
でも、心配な方はちゃんとオートロックつきの場所を選んだほうがいいと思いますから、もちろんみんなはわかっていると思うけど、「自分にちょうどいい場所」を選んでね……。
たぶん、都心ではなくて郊外に住めば、家賃8万円で広くてきれいなところに住めたでしょう。
でも僕にとって、立地はすごく重要だった。