二人三脚で運営していくと思われたが…
滝沢秀明氏(40)が突然、退所した。King & Prince(以下キンプリ)の3人もグループ脱退で、藤島ジュリー景子社長(56、以下ジュリー社長)の経営者としての“資質”が問われている。
滝沢氏は、ジャニー喜多川氏(故人・享年87)が生前、自分の後継者に指名した当時、まだ30歳だった。
2018年カウントダウンライブへの出演を最後に引退し、年明けからはジャニーズJr.の育成を業務とする「ジャニーズアイランド」の社長に抜擢された。同じ年の7月にジャニー喜多川氏が亡くなると、ジャニーズ事務所の副社長に就任したのである。
誰もが、ジュリー社長と二人三脚で、これからのジャニーズを運営していくと思った。
「ジャニーさんと養子縁組しているんじゃないか」と揶揄されるほどジャニーズ事務所に尽くしてきたプリンスが、11月1日、唐突に退社を発表して、芸能マスコミもファンも耳を疑ったのである。
フライデー(11月18日号)から「滝沢ショック」を見てみよう。
「今後のジュニア運営には影響が出るでしょう」
「滝沢は『嵐』や『関ジャニ∞』と同世代ですが、世に出たのは圧倒的に早い。’95年の入所当初からすでにカリスマでした。彼がいるおかげで、ジャニーズJr.は素人同然の研修生から、テレビでも発言できるタレントとして扱われるようになった。弱冠22歳という若さでNHK大河ドラマ『義経』の主演にも抜擢されています」(芸能プロ関係者)
’06年からは、後に春の恒例イベントとなる主演舞台『滝沢歌舞伎』の前身、『滝沢演舞城』がスタート。以降、その舞台にSnow Manら多くの後輩を起用し、育成してきた。
人気ユニットのタッキー&翼が解散し、相棒の今井翼(41)が事務所を去った後も滝沢は事務所に残り、後進の指導にあたっていた。
「ジャニー喜多川氏が亡くなった後、滝沢副社長は、これまでジャニーズ事務所が積極的でなかったライブ配信やYouTubeチャンネルの開設などにも乗りだした。タレントを育て、いかに輝かせるかに腐心するプロデューサータイプで、後輩からの信頼も厚かった。それだけに今回の突然の引退には本当に驚きました。今後のジュニア運営には影響が出るでしょう」(テレビ局関係者)
滝沢が手塩にかけたSnow ManやSixTONESは見事にCDデビューを果たし、嵐活動休止後の主戦力に成長した。
滝沢による次世代ジャニーズの動きに注目が集まる中での突然の引退。その理由は、故・メリー喜多川氏(享年93)の娘、ジュリー社長との方向性の違いや確執だといわれている。