仕事はRPGのギルドと同じ
これは、ロールプレイングゲーム(RPG)でたとえれば、ギルドへ行ってクエストという形で仕事を受けるのと同じです。
時には所属するパーティー(チーム)を超えて案件をこなすことで、実践スキルが磨かれます。
会社の研修をいやいや受けるような受け身の姿勢を卒業して、RPGのようにみずから率先してトレーニングに出かけていき、レベルを上げ、より高度なパーティーに参加できるようにならなければなりません。
会社の費用で研修を受けることができる現状は「ラッキー」だと受け止め、積極的に活用したほうがいいでしょう。
シニア社員の雇用長期化が進む
少子高齢化が進む中で、長年企業を支えてきた人材をそのまま雇用する傾向は続きます。
たとえば米国では、1967年に制定された年齢による雇用関係差別禁止法(The Age Discrimination in Employment Act)により、雇い入れや労働条件などにおいて、年齢を理由として区別することを禁止しています。「60歳になったら会社を辞めてもらう」というような契約はできず、米国では働く個人が自分の意思で退職する年齢を決めることになります。
ヨーロッパの先進諸国では、定年の年齢と年金受給開始の年齢を同一にすることが一般的です。
とくに高齢化が深刻なドイツでは、日本と同様に年金受給開始年齢の引き上げが国会で議論されており、2016年にドイツ連邦銀行が定年年齢を69歳まで引き上げるように提言して物議を醸しました。