月刊『ムー』は、可能性を紹介する雑誌である

大切なのはスタンスである。答えはひとつだけとは限らない。2次方程式の解がふたつあるように、別の答えがあるかもしれない。謎に対するアプローチが違えば、得られる結論も異なる可能性がある。

三上丈晴『オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術』(学研プラス)
三上丈晴『オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術』(学研プラス)

UFOの正体は何か。早稲田大学の大槻義彦名誉教授がいうように、UFOは火の玉、プラズマなのかもしれない。プラズマによって説明が可能な事件や現象はあるだろう。が、だからといって、すべてのUFOがプラズマで解明できるわけではない。逆にプラズマによって異星人の宇宙船が飛行している可能性だってある。

月刊『ムー』は、その可能性を紹介する雑誌である。UFOに乗っている知的生命体に関して、先月号では金星人だといい、今月号では地底人、そして来月号では未来人のタイムマシンだという特集を組む。一見すると、節操がないようだが、不可思議な謎に対するスタンスとしては正しい。諸説を紹介するのが媒体としての使命なのだから。

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