「お宅のサービスは、何が違うの?」と質問を受けて……
〔結論〕我々の特徴は、特にアフターフォローで好評をいただいています。
〔理由〕と言いますのも、フォローの専門チームを抱えているからです。
〔具体〕使っているうちに、ちょっとした困りごとが、出ないとも限りません。そのため、弊社では、専門のチームが“些細なお困りごと”がないかを確認させていただき、その場で専門的なアドイスをすることに努めております。98%のお客様からリピート購入いただけるのは、このサービスによるものと自負いたしております。
〔結論〕ですので、製品力はもちろんのこと、アフターフォローにおいても、とりわけ好評いただいているのが、弊社の特徴になります。
このようにPREP法で話すと、余計な前置きを省き、一気に端的に理解しやすい説明になります。
あなたの職場に、話の長い人はいませんか? きっと〔結論〕ではなく、前置きのように〔実例〕から話していることがわかるはずです。
仕事がデキる人は、うまく説明を「省く」
話の長い人が、やりがちなことは、まだあります。
よかれと思って、丁寧に説明をしすぎてしまう傾向です。こんな感じ。
「この本のよいところは、1時間で本格的なスキルを学べることです。と言いますのも、図版がふんだんに盛り込まれているからです。たとえば1章では、コミュニケーションにおける、仕事上での悩ましいシーンが描かれており、たとえば敬語やマナーといった箇所は、若手の方に人気があります。4コママンガで描かれているため、理解しやすいとの声も多いです。次の2章は、ミーティングにおける発言について触れています。たとえば……」
ちょっとしんどいと思いませんでしたか。詳細を丁寧に伝えるより、大事なことを端的に伝える、具体的には「あえて、言わない」ことで、相手は理解しやすくなることを知っておきましょう。
先ほどの線を引いた箇所を省くと、こうなります。
「この本のよいところは、1時間で本格的なスキルを学べることです。と言いますのも、図版がふんだんに盛り込まれているからです。実際、仕事上での悩ましいシーンが描かれており、4コママンガで描かれているため、理解しやすいとの声も多いのです。なので、わずか1時間で、大事なポイントを理解できる、と好評を得ています」
どうでしょう。これで充分ではないでしょうか。そう理解しておきましょう。