受験生のおともに高カカオチョコ

低GI食はいろいろとあるのですが、今回は低GI食の中でも、特に受験生におすすめのものを3つご紹介します。

まず、1つ目におすすめするのが「チョコ」です。とくにカカオ成分が70%以上含まれている高カカオチョコは、勉強中の間食としておすすめです。

私も仕事の合間には、高カカオチョコレートを愛用しています。チョコは甘くて血糖値が上がりそうと思われるかもしれませんが、主原料のカカオは、豊富な食物繊維が血糖値の消化吸収を緩やかにするため、実は低GI食で、テスト中や勉強中の脳のエネルギー補給に、大変向いています。

木製テーブルの上に置かれたダークチョコレート
写真=iStock.com/fcafotodigital
※写真はイメージです

さらに、高カカオチョコレートにはテオブロミンというリラックス効果がある成分と少量のカフェインが含まれているので、脳の覚醒と緊張緩和の二つの面で、テスト時や追い込みで集中したい人を助けてくれます。テストのときの休憩時間に、小まめに食べてみてはいかがでしょう。

また、2020年に発表された世界的権威の科学雑誌『Nature』が運営する「Scientific Report」の論文では、カカオポリフェノールが豊富なココアの摂取後に、脳の酸素化反応が向上することが確認されたという報告があります。

高齢者や認知症の方は酸素化反応が鈍るといわれていて、向上すると難しい問題を処理する能力が高まるといわれていますので、テストの追い込み時期にも、非常に効果的といえるでしょう。

ゲン担ぎは、科学的に見ても効果的

また、テスト当日の朝は、低GIの「ゲン担ぎ食」を食べるのもおすすめです。よく勝負ごとの前に「勝つ」という意味をこめて「カツ丼」を食べる人がいます。

そんなことに意味あるの? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、2010年にケルン大学の心理学者リサン・ダミッツ助教授が行った実験によると、幸運のボールだと伝えてからボールを渡されたグループの方が、ゴルフのパットの成功率が35%も高まるそうです。

これを食べたら勝てる、成功するなどと思いながら食べる勝負飯には、結果はともかく、脳が気持ちよく活動できる環境を高める効果があるようです。