「和牛」のプレゼントにはご注意を!
では、お金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのはどうでしょうか?
相談料が有料のFPは、相談者がクライアントになるので有利なアドバイスを心懸けるでしょう。ただ、FPでも、無料の保険相談という人もいます。これは、保険の販売を中心にしている人かもしれません。保険を売ることが仕事ですね。注意が必要です。
ネットの中には、保険の無料相談のサイトがあり、保険の相談を依頼すると「牛肉」や「お米」のプレゼントがもらえるというのがあります。「無料相談なのに、プレゼントまで!」なんて美味しい話と思ってしまいますが、注意してください。
これは、保険の相談依頼があったときに、サイトに登録しているFPに相談の情報を販売し、その情報を買ったFPが相談者にコンタクトを取る仕組みです。FPの方は相談者の情報を買っているので、何としても保険を売らないと元が取れません。なので、熱心に保険をすすめられることになります。不要な保険まで勧められる可能性があるので注意が必要です。
保険の広告がない情報誌による情報収集が必要に
では、ネットや通販から選ぶのはどうかいうと、これはオススメです。ただし、自分で選ぶので、ある程度の保険の知識が必要になってきます。もちろん、チャットやオペレーターに相談はできると思いますが、必要な保険をチョイスしたり、保障内容を選択するのは自分で決めることになります。
死亡保障額はいくらにするのかとか、保障期間はいつまでなのか? 特約を付ける場合には、どれを付けるのがいいのか? ということも、決めます。
ですので、保険の知識がないと、ちょっとハードルが高くなることもあります。そのためには、保険の情報収集をあらかじめしておく必要があります。
その情報は、雑誌やムックなどの利用するのがいいと思います。雑誌やムックで保険のランキングが掲載しているものがあります。ただ保険の広告が掲載されている情報誌はあまり参考にしない方がいいでしょう。広告を掲載しているということは、決して公正中立とは言えないからです。ぜひそのことを知っておいてください。
ネットのランキングは売りたい商品順になっている?
インターネットで、保険サイトが多くあります。保険の比較サイトです。保険の比較をしながら、資料を請求したり、相談や申込みができるようになっています。
ただ、こういった保険比較サイトは、サイトで扱っている商品だけの比較です。ですから専門家がよい商品だと評価している商品が入っているとは限りません。
ランキングというのも、資料請求のランキングとか問い合わせのランキングです。サイトの上位に表示している商品がランキングでも上位になりやすいです。つまりネットのランキングというのは、ある程度売りたい商品のランキングでもあるのです。保険の比較サイトの収益は、広告料とか販売手数料なのです。そうであれば売りたい順になってしまうのは、仕方がないことでしょう。
保険は同じ商品ならどこで契約しても同じ保険料と、最初に述べました。しかし保険選びでもっとも大切なのは、どの商品を選ぶかということです。その商品を選ぶための情報をどこで得るのかで、保険商品の選び方がガラッと変わるのです。
できるだけ、公平中立の立場でアドバイスを受けることができ、納得できる商品を選ぶようにしてください。