「自分のほうが立場が上」というマウンティングの標的になりやすい人がいる。作家のアルテイシアさんは「『嫌われたくなくてみんなにいい顔をしてしまう』という人ほど悩みがちだが、そういう長所を恥じる必要はない。困った人からはそっと離れるのがいい」という――。
※本稿は、アルテイシア『モヤる言葉、ヤバい人』(大和書房)の一部を再編集したものです。
まずは「されやすい人」の特徴を理解しよう
世の中には、マウンティングされやすい人とされにくい人がいると思う。
私はマウンティングされにくい派だが、がっしり骨太で「本物のドラミング、聞かせてやろうか?」とゴリラ感を漂わせているからだろう。おまけに顔や服装も圧が強い。
実際の戦闘力はスカウターで測るとカメさん並みだが、見た目が強そうな印象なのだ。
マウンティング好きは自分より弱い者を叩きたいため、弱そうに見えるタイプを狙う。そのため小柄な女子やおとなしそうな女子が標的になりやすいんじゃないか。
今からセノビックを飲んでも骨格は変わらないが、印象を変えることは可能だ。背筋を伸ばして大股で歩く、声を張ってハキハキ話すなど、姿勢や振る舞いを変えるのは効果的。また、強見えするナメられないファッションやメイクのネット記事もあるので、参考にしてほしい。
ちなみに、痴漢もおとなしそうな女性を狙うことで知られている。女性陣から「サングラスをかけて通勤するようにしたら痴漢に遭わなくなった」との報告も寄せられた。これは手軽なテクなので試してほしいし、鉄道会社はキオスクでトゲつきのサングラスを販売してほしい。
トゲ肩パッドやメリケンサックなどの小物使いで「世紀末感」を演出すれば、マウンティング好きは寄ってこない。ラオウのように額に血管を浮き上がらせたり、初対面で「こんにちは、狗法眼ガルフです」と挨拶して、犬の話しかしないのもおすすめだ(※狗法眼ガルフ/『北斗の拳』に登場する犬好きの暴君。愛犬のブルドッグの名前は「セキ」)。