女性が頑張ると「かわいげがない」と言われる世の中

3.真面目だね
4コマ「真面目だね」
マンガ・イラスト=りゃんよ

毎日英語の勉強をしてると言ったら「真面目か!」と笑われる。

提案理由を一生懸命説明したら「理屈っぽいなあ」と顔をしかめられる。

一生懸命やってるのに冷ややかなリアクション。「そこまでしなくても……」という空気。なんだか納得いかないと思いませんか?

とくに女性の場合、「女性らしい細やかな気遣い」だの「女の子らしいほのぼのとしたゆるさ」だのが勝手にもてはやされがちです。

がむしゃらにがんばったり、論理的に詰めていったりすると「かわいげがない」「融通がきかない」などと言われて、「は……?」と脱力することもしばしば。

時代の空気として、「ゆるいのがクール」「本気を出さないのがカッコイイ」というのは確かにあります。それを敏感に感じ取るあなたとしてみれば「こんな私、時代遅れかな」「一生懸命って流行らないのかな」と、落ち込む夜もあるでしょう。

そもそも繊細な人は、周りの人の感情をいちいち察してしまうので、みんなに気に入られようとしてしまいます。だから「真面目だなあ」と笑われると、むっとしつつも「あれ? 私、ヤバイ?」と反省してしまう。

すべての人に気に入られるのは不可能

ですが、これまで繰り返し見てきたように、人の価値観はそれぞれです。

真面目な性格を好む人もいるし、めんどうに思う人もいる。ゆるふわが好きな人もいるし、嫌いな人もいる。

結局すべての人に気に入られることは不可能です。まずそこは諦める。であればどうすればいいでしょう? 誰の目を気にすればいいのでしょう?

答えは「自分」です。

言い古されていることですが、やはり、そこは真実です。自分が好きな自分でいる。自分が誇れる自分でいる。

もしそれが真面目さなのであれば、おかしなイジリなんかに負けず、「そうなんです、真面目なんですよー!」と(心の中だけでも)胸を張りましょう。

最後にひとつだけ余計なことを言うと、愚直で真面目で理屈っぽくて不器用な性格、私は好きですよ。