水泳を覚えるには、まず何をする?

最後にご紹介したいのが、第10位の『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型』。

古野俊幸著『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型』(日経BP)
古野俊幸著『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型』(日経BP)

突然ですが、あなたは「水泳を覚えるにはまず水に飛び込むこと」と聞いて、どのように感じるでしょうか? 「それはそうだ、まず飛び込まないと」と思ったならば、あなたは「拡散性」の高い人。一方で「それは怖い、ちゃんと水泳の基本を理解してから」と思ったならば「保全性」の高い人です。

「拡散性」タイプか、「保全性」タイプか。あなた自身の個性を把握すれば、より自分に適した学習法がわかります。

本書の特徴は、“落ちこぼれ高校生”たちが東大合格を目指す人気コミック『ドラゴン桜』『ドラゴン桜2』のエピソードを織り交ぜながら、自分の個性に合わせて効率的に学ぶためのポイントを紹介してくれるところ。丁寧に解説されているため、ドラゴン桜ファンはもちろん、ストーリーを知らない方でも楽しく読めるはずです。

キャリアアップのための資格取得、異業種への転職に向けた情報収集、教養を深めるための読書など、大人になっても学びは続くものです。自分に合った勉強法を知り、学習効率をアップさせてみてはいかがでしょうか。

今月も、実行力を高める方法から思考法、そして勉強法まで、幅広いジャンルの本がランクイン。ほかにも、先月第1位だった『35歳の教科書』(藤原和博著、筑摩書房)が第11位、第17位だった『習慣超大全』(BJ・フォッグ著、須川綾子訳、ダイヤモンド社)が第9位と、長期にわたり多くの方に読まれています。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

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