この10年、結婚する人たちの数は概ね減少傾向で推移している。結婚や結婚式に関する調査・研究を手がけるリクルートブライダル総研によると、全国の婚姻組数が、2001年には約80万組だったが、ここに来て70万組を切り、10年後には60万組まで減ると予想される。同社の鈴木直樹所長は、その背景をこう解説する。

挙式・披露宴費用と招待客数の平均
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挙式・披露宴費用と招待客数の平均

「日本の婚姻率はあまり変わっていないことを考えれば、人口減少が一番の理由。過去10年の間には、団塊ジュニアが適齢期を迎え一時的に増えたが、そうしたピークはもう来ないので、今後も婚姻組数が年率1~1.5%ずつ減っていくことは避けられない。しかし、挙式・披露宴に限っていえば、そこにかけるお金はここ数年高止まりしている」

(ライヴ・アート=図版作成)