ワーケーションで孤独な時間を過ごすのも貴重
ちょっと話がそれました。
ワーケーション(ワーク+バケーション)なる言葉が出ていますが、単身での旅行はこれに似ています。旅先でひとり孤独な時間と空間を確保し、じっくり自分と向き合うととともに、滞在先では事業計画を考える、といった感じです。
その場合、食事も一人ですから感染リスクも低いでしょう。たとえば「ソロキャンプ」が流行っていますが、星空の下でたき火をしながら考えにふけるのは、経験した人はわかるとおり、とても充足した時間です。
家族だけの旅行も比較的安心です。私も月2回ほどのペースで家族旅行をしていますが、私の場合は子どもがまだ小さいため、様々な実体験を通していろんな種類の刺激に触れさせたいからです。自分自身がそうであったように、幼少期のリアルな自然体験は貴重であるという考えです。
そして旅行先の飲食店もなるべく個室を選んでいます(子どもが騒ぐという理由もありますが)。
そもそも早い段階で「感染は飛沫が原因となることが多い」「若年層は無症状か軽症」「高齢者と基礎疾患保有者は重症化しやすい」ということがわかっていましたから、夫婦ともに自営業者で不特定多数との接触が少なく、高齢者との接点もないわが家では、適切に注意していれば問題ないという判断です。
仲間との会食も平常運転に
信頼できる仲間との会食も、減ってはいてもやはり行われています。SNSでつながっている起業家や経営者の投稿を見ても、さすがに緊急事態宣言中はなかったものの、今は平常運転で会食が行われている印象です。
おそらく彼らは、自身の感染対策にある程度自信を持っており、その仲間も同じなのだと思います。
そもそも富裕層の友人はやはり富裕層であり、有能な事業家ほど危機管理能力が高いですから、日常的に対策が徹底しているのでしょう。そういう人同士の集まりであれば、感染リスクは一般人の飲み会よりも低いと考えられます(むろん例外もいるとは思いますが)。
多くの一般人が自粛している局面で、富裕層は富裕層のネットワークを広げたり強固なものにしようとしています。そしてチャンスを広げている。
私も先日そういうパーティーに招かれ、そこで出会った出版社の編集者と新しい書籍の企画を進めていますし、妻も新たな人脈を築きコラボイベントを計画しているなど、次の仕込みにつながりました。
この差は大きく、やはり今後も格差は拡大するのだな、と感じます。