左派メディア有名人を斬りまくる、個人ブロガーの「悪書」
タイトルがずばり示すように、特定の業界や番組、コメンテーター個人を名指しで批判し、いわゆるネトウヨ的なスタンスから、安倍政権を支持する意思がたっぷりの一冊。どう割り引いて優しい目で読んでも、お品がよろしいとは言いがたい。
もともと著者は左派のメディア有名人をギッタギタに斬ることで知られる個人ブロガーということで、その文章も実に横書きのブログ的で英語の論理学や心理学用語が頻繁に交じり、勢いに乗って軽妙な罵倒の言葉も顔を出す書き方となっている。細部から察するに、もしかして(昨今なぜか保守界隈で流行の)女性名を借りた男性著者の思考や文章ではあるまいか、というのが私の勝手な邪推である。
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