営業マンの時間管理は「スイッチ&スリム」

<strong>アサヒビール 首都圏広域支社 広域営業第二部主任●増田智彦</strong><br>1976年、神奈川県生まれ。中央大学卒業後、同社入社。茨城支店を経て現職。週末や退社後は剣道(4段)の練習でリフレッシュしている。
アサヒビール 首都圏広域支社 広域営業第二部主任●増田智彦
1976年、神奈川県生まれ。中央大学卒業後、同社入社。茨城支店を経て現職。週末や退社後は剣道(4段)の練習でリフレッシュしている。

関東で50店以上の店舗を展開する大手スーパーチェーンの本部を担当する増田智彦さん。商品の取捨選択の決定権を持つのは先方のバイヤーだ。増田さんは、クライアントがピンチに陥ったとき、つまり自分がもっとも必要とされるときに100%の力を注いで応えられる態勢を常日頃から整えている。

「昨年末、バイヤーさんから2日後に迫った成人の日向けの社内モデル陳列で、なにか販売促進のツールを用意できないかと突然言われました。正直、時間的に苦しかったけれど『うちがやります』と手を挙げて、至急、販促物の制作にとりかかったのです。幸い、モデル陳列の日に間に合い、そこで正式に採用が決まり、成人の日には全店でディスプレイされることになりました。こうした急なニーズが発生してバイヤーさんがばたばたしているときこそ、無理のしがいがあるもの。『アサヒビールはやってくれるじゃないか』という印象が先方に少しでも残れば、それは信頼につながります」