「完璧さ」は忘れて「進歩」を追い求めよう
ただこれだけ。OKですか? 「完璧さよりも進歩」を尺度として、あなたが軌道に乗っているかどうかを確認しましょう。大事なのはこれだけ。
進歩しただろうか? 自分の望みに関して、学び成長するための努力をしただろうか? どんなに小さくても構わない、ただ進歩だけを追い求めましょう。
これは、私が運営するB-Schoolの5万4000人を超える生徒の心と頭に私がたたき込む、コア原則の一つです。このマントラは変化をもたらす力がとても大きいので、腕に入れ墨した生徒もいます。重要な唯一のこと――学習と成長――に集中するように導くことにより、人生を様変わりさせます。さらに、時期尚早にやめてしまうことや、やるべきかどうか悶々と悩む精神的苦痛も防ぎます。
進歩は決して一直線ではないことを、どうか理解してください。進歩はジグザグに進みます。発展したかと思うと、後退する。前に進んだ後で、後ろに下がる。上にも下にも進む。
お次は横に進んで、また後ろに下がる。進歩の不規則なリズムと戦うのはムダなことです。後退やつまずき、大失敗が発生する道のりを覚悟しましょう。それは避けがたいと同時に、あなたが進歩していることを示す、有望な指針でもあります。
やるべき価値のあることは何であれ時間がかかる
山あり谷ありの道のりを恐れてはいけません。その代わり、対処しそこから学ぶための独創的な方法を準備しましょう。1歩進んで4歩下がるような感触を覚悟してください。何よりも、忍耐力を養いましょう。これは、フィギュアウタブルの理念のうち、最も重要な精神力の一つです。あなたが創造したい・達成したい・体験したいと望むことはすべて、あなたが願うよりもおそらく長くかかるでしょう。かなり長く。
やるべき価値のあることは何であれ時間がかかります。私たちの性急な精神が思い込んでいるよりも長い時間が。
夢を達成すること(あるいは特定の問題を解決すること)があなたにとって明らかに重要なら、辛抱しましょう。一生懸命努力し続けましょう。孔子の言葉とされているように、「立ち止まらない限り、どんなにゆっくり進んでも構わない」のです。