何だって、その気になればやり遂げられる

ここで良いお知らせがあります。完璧主義を解除することは100%可能です。さらに良いことには、そのためにあなたの水準を下げる必要はありません。

実際、完璧主義の有害なメッキを剥がしてしまえば、より高い水準の成果をあげる可能性が高まります。プロセスを楽しみ、実験するゆとりができるでしょう。そして、ずっと閉じ込められていた、あなた独自のポテンシャルはどうなるでしょう?

あなたの人生のメインステージで爆発的に花開くはずです。これは交渉ではありません。形を変えながら存在する、あらゆる形の完璧主義を粉砕することは、命令です。酸素が生命に不可欠なように、私自身の信念である「エブリシング・イズ・フィギュアウタブル(その気になれば、何だってやり遂げられる)」の理念を習得するために不可欠です。今すぐ始めましょう。

私の初キャリアにして最悪の出来事

コーチとしての仕事を始めたばかりの頃、いつの日か大勢の人たちに語りかけたいという夢がありました。数千人の聴衆を前にした舞台で話している自分を想像しました。熟練したスピーカーや教師が実際にやっているところを見ていて、自分もそのレベルに達したいと心の底から思いました。それはワクワクするような光景でしたが、現実は雲泥の差でした。

私のビジネスが芽生え始めた頃のこと。料金を支払ってくれるクライアントはほとんどなく、収入の大半をバーテンダーの仕事で稼いでいました。37平方メートルの一間のアパートに住み、危険なほどピーナツバター&ジェリーサンドイッチを食べていました。それでもなお、私自身のトレーニングで学んでいたコンセプトと戦略について、信じられないほどの情熱がありました。

そして23歳の私は、ためになる知恵を広めるために、初の公開ワークショップの開催に踏み切ったのです。親切な友人のクレアが、自宅の地下室を開催場所として提供してくれました。私はワークショップを「大満足の人生を生み出す方法」と題しました。ドヤ顏で、突撃準備完了!

私の初めての公開ワークショップは、すこぶる盛況だったとお伝えしましょう……出席者5名に。クレアと、彼女が文字通り街頭から引っ張ってきた2名の隣人、それと私の両親……。その記憶に、悲し過ぎ、悲惨過ぎと、頭の中の批判的な、意地悪な声がいいます。

しかし、振り返ってみると、悲惨なことなど何もありません。私は何かをやり遂げました。リスクを負いました。あの5名の人たちを集めました。最善を尽くしました。

それどころか、私の全キャリアで最悪の出来事をおそらく後にしたのです。ここから先は上り坂よ、ベイビー!